企業・隊員の声

VOICE

エスティ環境設計研究所

隊員の声

「異文化理解」という言葉を、訓練所時代から、何度も耳にしてきた。任地での活動期間において、異文化をどの程度理解できていたかは、今となっては思い出補正もあり、冷静な評価が難しいところではあるが、これは言い換えれば、私とあなたたち、さらにはそれを取り巻く環境や時間を含めた総体を、客観的な視点で見つめるという事であったと思う。相手が抱く想いや地域が抱えている課題。それらを部外者としての目線で、時には当事者としての目線で評価し、その解決策を、あなたたちと共に見出していく。私が携わる、「環境設計」という仕事は、日々その思索と実行の繰り返しである。
様々な地域に伺うことが多いが、その場所ごとに、固有の文化が継承されている。そうした文化を形づくる風景や歴史、人々との出会いこそが、この仕事を続けていくモチベーションであり、「異文化理解」という、協力隊時代の命題の一つに対して、今も答えを探し続ける日々を送っている。

森口 貴文

企業の声

弊社は、公園等公共空間の計画・設計や景観デザイン、行政の多岐にわたる計画策定、さらには地域と協働でまちづくりを実践する、環境設計のコンサルタントです。
森口は青年海外協力隊から帰国後に、弊社に就職し、17年目になります。現在はプランニング部門のチーフとして、様々なプロジェクトの指揮を執ってくれています。
特に、景観デザインの分野や文化財の保存活用に関する各種計画においては、九州・沖縄の様々な地域において実績を重ねており、クライアントからの信頼の高さは、協力隊時代に培ってきたコミュニケーションスキルが、その一助となっていると評価をしています。
複雑化する現代社会において、私たちが取り組む環境設計の分野においても、これまでの手法が通用しない、そして、新たなバリューを生み出していくことが求められる局面が増えてきました。
彼の協力隊時代から積み重ねてきた多様な経験が、これからの新しい時代においても活かされることを期待しています。